レストラン ロオジエの建築的概念は、フランスのアールデコを日本に反映・返還することと併せて、
1920年代の美術と建築を現代的な解釈のもとに再構築することに基ずいている。それは、同様に資生堂を象徴するものと思われる。

実際、印象派とアールデコの時代は、日本文化の影響を受けている。事実、2階客席(1)に置かれているキャビネットには、それが顕著に現われている。この家具は、有名な仏人装飾家具士ストレフ氏によるものでパーチメント紙を使い日本の伝統的な障子のイメージを表現している。この部屋の中では、それが荘厳さや華麗さを生み出している。ただし、資生堂としてこの家具がもつ性質が部分的に損なわれてもよろしいのならば、脚部を取り外し30cm高さを低くする事を提案します。(フランスでは装飾する時、この様な事をすることもあります)
この提案が受け入れられない場合、Hugues Chevalier社の別のコンソールを提案するか、新たに1階ホール・2階客室(2)と同様にキャビネットのデザイン(同素材、同色、高さ80cm)を提案します。 
この客室(1)は、設計当初ロオジエの一般客のダイニングを目的とするように設定されていた。しかし、現在資生堂の重役の方から特別室として新たに提案された。

再検討案は、以下の様に考えます。
1. ダイニングテーブルを1100mmに変更します。現在置かれているHugues Chevalier社の
椅子の後ろのスペースは、サービス動線としては十分であるとDelepine氏により確認されている。また、1100mmの幅のテーブルは視覚的にも機能的にも満たされていると確認された。

2. 但し、資生堂として椅子の後ろのスペースをもっと望むのであれば、現在の椅子より座面奥行が100mm
程小さいものを2つ提案します。
 ・Diva and Python of Philippe Hurel (Cassina社)
 ・Muka (Actus社)
これらの椅子は肘掛けなしのタイプなので、客は席を立つ時に椅子を後ろに下げずに、
横にすべり出す事ができるのでサービスを邪魔することなく立ち上がる事ができる。

Sonia Delaunayによる色彩豊かなタペストリー(1750 x 1950m,キャビネットと同年代)
が左側の壁に掛かることにより、色彩環境が明るくなる。

並木通りからの見え方や、建築の外観との融合と同様に、室内空間の調和と設計概念の維持を考慮すると、ロオジエの他の部屋の空間と同様に客室(2)においても同じ素材と色彩計画を維持することを強く主張します。

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