日産デザインセンター 神奈川県厚木市

予定地と発展の基準

西側の周囲全てを丘にとり囲まれた土地に、日産は研究のための総合ビルの建設を予定した。そこは、従来の設備と将来的な設備を適合させながら自動生産を行う事を目的とし、かつ会社自体の発展的なイメージと歩調を合わせたものでなければならない。プロジェクトは、日産のビジネスエリアに現在ある利便性を保ちつつも現実的な組み立ての工程までおよぶ新たな利便性を供給する事を目的とした。

建築

この施設は、コミュニケーションの2つの軸線を持って組み立てられている。一つは、太陽に面した(南北にわたる)自動車専用の道路である。もう一つは、西から東に渡っている歩行者専用道路である。曲がりくねった道は、戦略的に歩行距離を最短にするために設けられており、隣接したビルからの歩行者の流れを効果的に作っている。

エンジニアリングとデザインの均衡を保つために、2つの活動の拠点は自動車の構想部門と生産部門の両方を含んでいる。このプロジェクトにおいて、両者は全く同等なものとして扱われている。以前、デザイン部門は施設のごく中央に位置していたが、その内容の重要性から考えてもその位置はそぐわない。この2つのセクターのバランスは、前側の来客用パーキングのついた遊歩道によって強調されている。以前あったデザイン、エンジニアリング、プロダクトプランニングそれぞれのための会議ゾーンは、それぞれのチームの人間が集まる事のできる講堂となった。

プロジェクトは、以下をベースとしている
(1)自然光
(2)機密性

会議室はそれぞれ、影を最小化するため北からの光を最大に取り入れるようになっている。それと同時にこのプロジェクトの中央部分は、自然によって守られており機密性という目的を達している。開発の最初の段階での漏洩を防ぐため、小さな建物を使用するという戦略も踏襲している。

クライアント:日産自動車株式会社
設計者:アルベール・アビュト・アーキテクチャー
チーム:アルベール・アビュト、モード・シャトレ、羽田雅之、中塚健二
面積:13,909 m²
費用:6,850,000,000 円(50,740,000ユーロ)
構造エンジニア:アラップジャパン
MEPエンジニア:森村設計

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